プログラマの役割と仕事内容

システムやアプリケーションの開発には様々な職種の人が関わっています。その中で、プログラミング言語を使ってプログラムを書き、アプリケーションを作成するエンジニアをプログラマといいます。プログラムとはコンピュータに対して、どんな動作をするのか、どんな表示をするのかなどの処理内容を具体的に命令するためのものです。

プログラマの主な仕事はプログラミングとテストですが、データベースの構築、データベース操作の実装、バージョン管理、API(Application programming Interface)の開発などもプログラマの仕事として認識されています。APIとは他のアプリケーションと接続することで、その機能を利用したり提供したりする仕組みのことです。プログラマが行うテストには単体テストなどがありますが、プログラムはエラーを繰り返しながら開発されるため、不具合の修正もプログラマの仕事となります。

また本来は、システムエンジニアが顧客の要望に沿って書いた詳細設計書に従ってプログラミングをするのがプログラマの仕事ですが、詳細設計書やプログラムテストの仕様書をプログラマが作成するケースも増えており、その境界は曖昧になってきています。

プログラマの仕事は、専門分野によっていくつかに分けられます。Web系プログラマはブラウザ上で動作する、ECサイトやSNSなどのWebアプリケーションを開発します。業務システム系のプログラマは、企業の業務に必要な販売管理システムなどを開発します。その他、ソーシャルゲームやスマホゲームなどを開発するゲームプログラマ、スマートフォンやパソコンのアプリを開発するアプリケーションプログラマなどがあります。